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HSP

あなたは本当にエンパス?それともHSP? その違いを解説!

「周りの人の感情を感じ取りすぎてしまう…」
「人の痛みが自分のことのように感じてしまう…」

そんな風に感じること、ありませんか? もしかしたら、あなたは エンパスHSP(Highly Sensitive Person) かもしれません。

エンパスもHSPも、 共感能力の高さ が特徴として挙げられます。そのため、この2つは混同されがちです。しかし、実は 異なる特性 なのです。

今回は、 エンパスとHSPの違い を分かりやすく解説していきます。 自分自身の特性を理解し、より快適に過ごすためのヒントを見つけていきましょう。

エンパスとは?

エンパスとは、 共感能力が非常に高く、まるでスポンジのように周りの人の感情を吸収してしまう人 のことを指します。

例えば、

  • 会話相手の感情が手に取るように分かる
  • 人の感情に飲み込まれて、疲れてしまう
  • 人混みが苦手

といった特徴があります。

エンパスは、 他人の感情と自分の感情の境界線が曖昧 なため、まるで自分自身の感情のように感じてしまうのです。

HSPとは?

HSPとは、 生まれつき感覚処理感受性が高い人 のことを指します。 全人口の約15~20% が当てはまると言われており、決して特別なものではありません。

HSPは、 五感が敏感 であるため、 光、音、匂い、触覚、味などに対して過剰に反応してしまう ことがあります。

例えば、

  • 人混みで疲れてしまう
  • 大きな音や強い光に悩まされる
  • 周りの人の感情に影響を受けやすい

といった特徴があります。

エンパスとHSPの違い

それでは、エンパスとHSPの 具体的な違い を見ていきましょう。

特徴エンパスHSP
共感性他人の感情と自分の感情の境界線が曖昧で、 まるで自分自身の感情のように感じてしまう周りの人の感情に影響を受けやすいが、 自分と他人の感情の境界線は理解している
感受性主に人の感情に対して敏感光、音、匂い、触覚、味など、あらゆる感覚に対して敏感
その他の特徴エネルギーを吸い取られる感覚、人の痛みや症状を感じることもある刺激に対する処理能力が高い深く物事を考える傾向がある芸術や自然に感動しやすい

このように、エンパスとHSPは どちらも共感能力が高く、人の感情に影響を受けやすい という共通点があります。しかし、 エンパスは主に人の感情に対して敏感 であるのに対し、 HSPはあらゆる感覚に対して敏感 であるという違いがあります。

自分自身の特性を理解して、より快適に過ごそう!

今回は、エンパスとHSPの違いについて解説しました。

もし、あなたが 「自分はエンパスかもしれない」「HSPかもしれない」 と感じたら、 まずは自分自身の特性を理解することが大切です

そして、 自分の特性に合った対処法 を見つけることで、 より快適に過ごすことができる でしょう。

例えば、

  • エンパスの人は自分を守るための境界線を設ける など
  • HSPの人は刺激を避ける休息をしっかりとる など

が有効です。

自分自身の特性を理解し、上手に付き合っていくことで、 より豊かな人生を送ることができる でしょう。

ABOUT ME
ヒロユキ
【生きづらい毎日が少しづつ楽になる情報発信をしています】看護師18年目|2歳と4歳の育児中|HSS型HSP|自分に自信がもてない繊細な人に寄り添いたい|活動理念は「信頼できる相談相手」です。 https://lit.link/hiroyukiHSP