はじめに
2024年10月から新型コロナワクチンの接種が始まりました。
*詳細は以下の通りです。
対象者:65歳以上の高齢者と60〜64歳の重症化リスクが高い人
*全額自費で65歳未満の人も接種可能
接種費用:一部自己負担(最大7000円)全額自費だと約15000円
接種期間:2025年3月31日まで
65歳以上だったら自分とは関係ないじゃん(笑)と思われる人もあるかもしれません。
ですが、ご家族に65歳以上の方がおられたり、自分は医療従事者だけど打つべきかどうか迷っている。妊婦は重症化するなんていわれたけど、いまでもワクチンは打つべきなの?と疑問をもたれている人もあるのではないでしょうか。
そこで、今回は最新の情報に基づき、コロナワクチンのメリットとデメリット、そしてどのような人が接種を検討すべきかを解説したいと思います。
コロナワクチンの効果って実際どうなの?
結論から言うと、コロナワクチンの感染予防効果は、以前と比べて低下していると言われています。
当初は90%以上の高い感染予防効果が報告されていましたが、ウイルスの変異などにより、現在では50~60%程度にまで下がっていると考えられています。
つまり、ワクチンを接種していても、50%程度の確率で感染してしまう可能性があるということです。
しかし、重症化予防効果は依然として高いとされています。特に、3回または4回接種している場合は、重症化や死亡のリスクを大幅に減らすことができると言われています。
また、ワクチン接種によって、発症した場合の症状を軽くしたり、回復を早めたりする効果も期待できます。
一度コロナにかかったら、もうワクチンは必要ない?
一度コロナに感染すると、体内に抗体が作られ、しばらくの間は再感染のリスクが低くなります。特に、私のように1年以内に感染した人は、再感染する可能性は低いと考えられています。
しかし、時間の経過とともに抗体の量は減少し、再感染のリスクも高まります。また、新たな変異株が出現した場合、以前感染した株に対する抗体が効かない可能性もあります。
そのため、一度感染した人でも、ワクチン接種を受けることで、より確かな免疫を獲得し、重症化や再感染のリスクを減らすことができます。
どんな人がワクチン接種を推奨されているの?
日本の感染症専門医は多くの人が接種して欲しいとの見解です。65歳以上が公費対象となっているのは、特に費用対効果が高い世代だからです。日本は世界の中でも人口の高齢化が進んでおり、人口が密集して生活しているという特徴も踏まえた上での専門医の判断とも思われます。
特に、以下のような方は、ワクチン接種によるメリットが大きいと考えられており、接種が推奨されています。
基礎疾患のある方:糖尿病、腎臓病、心臓病、慢性呼吸器疾患など
免疫抑制剤を使用している方
高齢者
妊婦
これらの基礎疾患のある方や妊婦さんは、コロナに感染した場合、重症化するリスクが高いことが知られています。ワクチン接種によって、そのリスクを減らすことが期待できます。
ワクチン接種のリスクって?副反応は大丈夫?
コロナワクチンは、他のワクチンと同様に、副反応が起こる可能性があります。主な副反応としては、接種部位の痛み、発熱、倦怠感などが挙げられます。
これらの副反応は、ほとんどの場合、数日以内に軽快します。ただし、まれに重いアレルギー反応などの副反応が起こることもあります。
ワクチン接種を受けるかどうかは、メリットとリスクを比較検討し、最終的にはご自身の判断で決めることになります。
ワクチン接種について、もっと詳しく知りたい!
ワクチン接種について、さらに詳しく知りたい方は、以下のサイトなどをご参考ください。
※この記事は2024年10月時点の情報に基づいています。最新の状況については、厚生労働 省などのウェブサイトをご確認ください。
まとめ
コロナワクチンの感染予防効果は低下しているものの、重症化予防効果は高く、特に基礎疾患のある方や妊婦さんには接種が推奨されています。
ワクチン接種を受けるかどうかは、メリットとリスクを比較検討し、ご自身の判断で決めることが大切です。
最新の情報を確認し、かかりつけ医などにご相談の上、ご自身にとって最適な選択をしていただければと思います。
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