朝、目覚ましのアラーム音とともに「朝起きるのがつらい」「また一日が始まった…」「今日も仕事に行くのがしんどい…」と感じること、ありませんか?
現役の看護師として、私も毎朝、子どもたちの支度や家事、自分の準備に追われてバタバタ。“ため息”とともに一日がスタートすることも少なくありませんでした。
でも、「朝のほんの小さな習慣」を意識するようになってから、
心が少しずつ軽くなり、自然と笑顔で一日を始められる日が増えました。
なぜ朝は憂鬱になりやすいのか?
実は、人間の身体は朝起きてすぐが一番調子が悪いのが普通です。
私たちの身体のメカニズムとして、幸せホルモン「セロトニン」は、朝起きた時点ではまだ十分に分泌されておらず、太陽の光を浴びることで、本格的に分泌が促されると言われています。
そのため「気分が乗らない」「やる気が出ない」と感じてしまうのは、
実はとても自然なこと。特に繊細な気質の人は、
朝のちょっとした憂うつを人一倍感じやすいものです。
ですから、朝にセロトニンを高めることが、心のケアのためにとても大切です。
私自身も、何度も「朝活に挑戦しては三日坊主」…という失敗を繰り返してきました。
例えば、ジョギングを始めても、雨が続くと、やる気がしぼんでしまったり。
そこで“まずはカーテンを開けて朝日を浴びるだけ”と決めてみたところ、
気持ちが楽になり、小さな習慣を無理なく続けられるようになったんです。
「完璧じゃなくてもオッケー」と自分に許可を出し、小さな一歩を積み重ねることが、
心にも大きな余裕をくれると気づきました。
朝、セロトニンを高める3つのコツ
1. 朝日を浴びる
起床後1時間以内に15〜30分、直接太陽の光を浴びることで、脳内のセロトニンが活性化されます。
室内照明では足りないので、カーテンを開けて外の光を浴びたり、できればベランダや外に出るのが理想的です。
2. 朝の運動を取り入れる
朝の運動は、認知機能やストレス耐性の向上に役立ちます。
無理な運動ではなく、ストレッチや軽いヨガ、もしくは朝日を浴びながら散歩するだけでもOK。
運動が難しい日は、日向ぼっこや部屋の中で深呼吸を意識するのもおすすめです。
3. 朝食をしっかり摂る
セロトニンの材料となるトリプトファン(乳製品、大豆製品、バナナなど)を朝食で意識して取り入れましょう。
よく噛んで食べることで、咀嚼によるリズム運動の効果も得られます。
“リズム運動”がセロトニンを活性化させるんです!
リズム運動(咀嚼、たとえば歩く・自転車をこぐ・呼吸など)は、
脳内の神経伝達物質「セロトニン」を活性化させる効果があると科学的にわかっています。
小さな習慣で心の余裕を作ろう
こうした朝の小さな習慣を続けていくうちに、
朝から笑顔で「おはよう」と言える日が増えてきました。
心に余裕があると、仕事や人間関係でも焦らず落ち着いて対応できるようになります。
イライラしがちだった自分が変わり、師長からも「以前より丸くなったねw」と声をかけられるようになったことは、私にとって大きな変化でした。
【まとめ】今日からできる“ひとつだけ”を始めよう
「忙しくて無理!」と感じる方も、最初は「カーテンを開ける」だけで十分です。
心の余裕が少しでも生まれれば、その日一日がきっと変わります。
他にも、好きな音楽を聴く、温かいシャワーを浴びるなど、
自分なりの心地よい朝のルーティンを取り入れてみてください。
朝の習慣は、自分をいたわる「心のケア」の第一歩です。
小さな行動の積み重ねが、昨日より今日をほんの少し良くしてくれます。
【困ったときはひとりで抱え込まずに】
もし「朝から気持ちがしんどい」「どうしても前向きになれない…」そんな日が続いたら、
ブログのコメントやココナラ相談から、いつでもご相談ください。
あなたの“朝の習慣”が、明日への元気につながりますように☘️